『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』を読んで
はじめに
『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』という本を読んだのでアウトプットします。以降記事内では『本書』と省略します。
どんな本か
内容や目次は↓に記載されています。
なぜ読むのか
- エンジニアとしての生き方を改めて学び、仕事や学習のモチベーションを上げたいと思ったから
- 名著として以前から知ってはいたものの読んでおらず、エンジニアとして生きていくなら一度読んでおきたいと思っていたから
ざっくり感想
エンジニアとして生きていく上での心構えが記されており、日々の仕事や学習への取り組み方の改善とモチベーション向上に役立つ一冊だと思いました。
古い本ですが内容的には今読んでも問題なく、エンジニアとしての経験の深さに関わらず刺さる内容になっていました。5つの章に分かれており、各章の中で格言的なタイトルでさらに細かく分かれています。毎回最後に「今すぐ始めよう!」のコーナーがあって読者に何をすべきかを提案してくれており、本書を読んだら何か一つでもやってみようという気持ちにさせてくれるのは良いなと思いました。
印象に残ったところ
第3章 28 8時間燃焼
以下の話にとても共感して印象に残りました。
君が週70時間働いたときのことを思い出してほしい。それも4日目のことを思い出してくれ。間違いなく献身的に作業してたよね。けれども4日目ともなると、時間に関する考え方が甘くなり始めて、まだ午前10時半だし、どうせみんな帰った後も何時間か仕事を続けるんだから、少しくらい技術系の最新ニュースをチェックしてもいいだろうなんて考えがちだ。
自分も毎日のように遅くまで残業していた時期があったのですが、正直近いことを考えていました。流石に技術系の最新ニュースをチェックはしてませんでしたが、仕事には取り組んでいたものの「どうせ残業するし」というのが頭にある状態で過ごしていて、絶対定時までに終わらせようとか効率的に過ごそうとは思えていなかった気がします。
第4章 冒頭
読んでて思わず笑ってしまいました。
たいていのプログラマは小中学生の頃、どんなグループを作るときも最後になってようやく声がかかるような生徒だった。できるだけ社交的な場面を避け、避けられないときは惨めな思いをする。そういう人たちが誰かに自分の能力を示すのを躊躇したって、意外でも何でもない。
第5章 44 既に時代遅れである
新しい技術をキャッチアップし続けるべきである、という言われなくてもわかってるけど中々継続的にできていない自分には刺さる一節でした。「今すぐ始めよう!」のコーナーが特に良かったです。これを読んだことをきっかけに何かしないと…と思わせてくれました。
週に一度、最前線技術について調査する時間を設けよう。少なくとも週に2時間、新しい技術を調査し、それについてのスキルを養う余裕を作ろう。目をつけた新しい技術を実際に試してみる。簡単なアプリケーションを作ってみる。現在の技術で開発しているプロジェクトの難しい部分を新しい技術で試しに実装し、両者の違いと新しい技術でできることを確認してみる。自分のスケジュールにそういう時間を組み込んでくれ。そしてくれぐれも怠けないように!