『3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』を読んで


はじめに

『3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』という本を飛んだのでアウトプットします。以降記事内では『3分間コーチ』や『本書』と省略します。

どんな本か

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なぜ読むのか

Prime Readingの対象なので無料で読めるからというのが大きいですが、マネジメント系の本は今まで読んできておらず前々から読んでみたいと思っていたのと、タイトルからどんな内容か気になったので読んでみました。


ざっくり感想

部下のためだけに3分でいいから時間作って話そう!ということを伝えたい本だと思います。話すことが大事!なのですが、準備が大事だとか、上司と部下の視点で、考え方や心構えについて学ぶことができました。自分は部下がいるわけではありませんがマネジメントすることはあるので、できていることとできてないことが理解できて良かったです。

3分間コーチのイメージとして「コーチングのイメージは駅のホームです。電車が来るまで会話するようなイメージです。ただ雑談するのではなく、目標、スキルアップ、チームワーク、タスク、フィードバックなど的を絞った会話をします。」みたいなことが35ページあたりに書かれているのですが、この例はイメージしやすいなと思いました。


印象に残ったナレッジ

「何かあったら声をかけてくれ」だと相手は声をかけられない

これは仕事の中でもやってしまいがちだなと思いました。ある程度関係ができていて近しい距離感の人にならば気軽に声をかけられるのでこれは当てはまりませんが、上司と部下という関係が前提に書かれていることを考えると納得できます。ある程度具体的にどういう時に話しかけてほしいかを伝えることと、話しかけやすい状況作りは意識していきたいと思いました。


アクノレッジメントすることで部下を方向づけることができる

これは自分ができてないような気がしました。まずアクノレッジメントという言葉を知りませんでしたが、「承認」を意味します。うまくいっている(うまくいった)ことを事実として伝えることで、部下は自信を持てたり、成長を実感できたり、モチベーションの向上に繋がるという考え方です。「褒める」とは違うので、使い分けは難しそうだなと感じました。意識せずやれている部分もあるかもしれませんが、意識してやっていきたいです。


「それで私はどうなるのか?」部下はいつもそれを気にしている

WIIFM(What's In It For Me?)=「私が手にするものは何?」を認識しあうことが大切だということが書かれていました。ググったら「うぃーふむ」と読むらしいです。確かにこれは自分も理解して仕事したいと思うことがあるので納得の内容でしたし、マネジメントする立場にあるときは認識しあうことができるようにしていきたいと思いました。正直これについての説明はChatGPTの方がわかりやすかったので…短くまとめたものを以下に貼っておきます。

「WIIFM(What's In It For Me?)」は、個人が何らかの行動を取る際に、その行動が自分にどのような利益や価値をもたらすかを考慮する心理的な動機付けのプロセスです。

・職場でのプレゼンテーション
新しいプロジェクトをチームメンバーに提案する際、プロジェクトリーダーは「このプロジェクトに参加することで、最新技術のスキルを身に付けることができ、将来のキャリアアップにつながります」と説明することで、チームメンバーの関心と参加意欲を引き出します。

・教育やトレーニン
教育者やトレーナーは、新しい学習プログラムを紹介する際に、「このコースを受講することで、市場で需要の高いスキルを習得し、就職や昇進の可能性を高めることができます」と説明することで、受講者の学習意欲を高めます。

・個人的な目標設定
個人が新しい運動プログラムを始める際、そのプログラムが「健康の向上に役立ち、自信を高め、より活力に満ちた生活を送れるようになる」という個人的なメリットを理解することで、継続するモチベーションが高まります。

WIIFMは、個人が何かを決定する際に自分自身の利益や報酬をどのように評価するかを考慮することを強調し、効果的なコミュニケーションやマーケティング戦略に不可欠な要素となっています。